映画【ミニオンズ】ではボブが剣を引きぬいたことで王様になるというびっくりなシーンがありました。
追いかけていた警官たちもすぐさまひざまづくことからも、すごい出来事が起きたということがわかります。

警官のボスっぽい人が「これは奇跡だ…!」と言って思わず
ケビンとスチュアートの手を握っちゃうシーンは可愛かったです。
ボブがひきぬいたこの剣、”アーサー王の剣”と書かれていましたが、アーサー王の名前は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
今回はアーサー王と伝説の剣についてご紹介していきたいと思います。
アーサー王の伝説とは?
アーサー王の伝説とはブリテン(イギリス)に古くから伝わる民間伝承で、一人の少年がブリタニア王となり、領土を広げていくなかで様々なドラマがあるお話です。
アーサー王自身は5世期末から6世紀にかけて活躍した英雄と言われていて、1100年ごろから本の題材としてたびたび取り上げられています。
今では子供向けの本も出ていて、アーサー以外にも魅力的な登場人物が多いことから人気のテーマの一つとなり、アニメやゲームのモチーフとしてもつかわれることが多い題材です。
そして映画ミニオンズでも描かれていたのがアーサー王誕生のシーンである、伝説の剣をぬく場面でした。
アーサー王の剣
アーサー王の剣ですが、実は2つあります。
1本目がカリバーン、2本目がエクスカリバーです。
ただこの2本の剣は両方ともエクスカリバーであるとも言われているので、真実のところは謎のままです…
アーサー王伝説が書かれた本はたくさんあることから設定が2転3転しているのかもしれないですね。
2つの剣、それぞれの物語
【カリバーン】
前王の死後、岩の台座にささっているカリバーンをぬいた者が次の王になるというお告げがありましたが、
挑戦した若者誰もが抜けず人々は半ば諦めていました。
そんな中、アーサー少年があっさりと剣を引き抜いてしまうのです。
誰もぬけなかったこの剣をどうしてアーサー少年がぬけたのか?
それはアーサー少年は実は前王の子供だったから…!
しかし私生児ということで、アーサーの出生は隠され騎士であるエクターのもとで育てられます。
アーサー自身も自分はエクターの子供だと疑いもしなかったのでびっくりしたでしょうね。
その後は魔法使いマーリンに助けられながら王としての道を歩んでいきます。
ちなみにディズニー映画の「王様の剣」もこの物語をテーマに作られています。
【エクスカリバー】
大事なカリバーンがある事件で折れてしまい、こまったアーサーはマーリンのもとへ。
マーリンに湖につれてこられたアーサー。そこで湖の乙女(妖精)からエクスカリバーを授かります。
このエクスカリバー、剣だけでなく鞘もすごい能力があり、持っているだけで傷を受けないのでした。
持ってるだけでダメージを受けないなんてゲームで言うなら物凄いチート技ですよね。
しかし物語後半この鞘を奪われてしまい、アーサー王の栄光に陰りが見え始めるのです。

アーサー王の剣は現在もあるのか?
映画で描かれていたような場所が今もあるでしょうか?
調べてみたら、ロンドンからかなり距離のあるウェールズのブレコン・ビーコンズ国立公園という場所に
レプリカが飾られているらしいです。
映画のようにロンドン市内の公園にあるような場所は探しきれませんでした。
またイギリス最西端であるコーンウォールにあるティンタジェル城はアーサー王の誕生地ともいわれ、伝説が数多くのこる場所として人気の観光地となっています。
国立公園も自然豊かで綺麗そうですが個人的にはお城の方が気になりました。

Amazonで伝説の剣が買える…!
ちなみにAmazonでエクスカリバーが売ってました(笑)サイズがいくつかあるので、身長に合わせて選ぶことができます。
しかし残念ながらこれは鞘がついてないので不死身にはなれないですね…

Kiumi エクスカリバー 西洋剣 武器 カリバーン アーサー王 P09
伝説の指示どおりボブが王様に
アーサー王の伝説の通り、剣をぬいたことで王様になったボブ。
ミニオンというよくわからないけど”人間ではない何か”でさえも剣をぬいたことで
イギリスの国王になれるのですからイギリスの人たちにとってどれだけ大事な伝説なのかがわかりますね。
ボブ王誕生のシーンから失脚するまでの出来事も別記事にまとめましたのでよかったらみてみてください。
「【ちょっと深堀り】ボブ王様の8時間」へ
むしろハーブの発明品で剣が抜けたんですから、スカーレットもはじめから王冠を奪う作戦ではなくて、みんなの前で剣を抜く作戦にすればよかったのではないだろうか…
あ、でもスカーレットは王座というよりも王冠に固執してましたね。
ボブがくれたティム用の小さな王冠でスカーレットの気持ちが少しは晴れてますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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